特集 遺伝カウンセリングを学ぼう!
Ⅱ.様々な場面での遺伝カウンセリング
性分化疾患
長崎 啓祐
1
1長野県立こども病院内分泌代謝科
キーワード:
性分化疾患
,
DSD
,
性別判定
,
性別不明性器
,
アンドロゲン不応症
Keyword:
性分化疾患
,
DSD
,
性別判定
,
性別不明性器
,
アンドロゲン不応症
pp.1033-1038
発行日 2025年8月1日
Published Date 2025/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001752
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SUMMARY
▷性分化疾患は,その取り扱いについて経験の豊富な施設で扱うべき疾患である.
▷性別不明性器で出生した児は,性別決定を保留として遺伝学的検査など精査後に性別を決定する.
▷家族への説明に関しては,安易に男女の性別を告げず,両親が混乱しないようことばを選んで説明する必要性がある.
▷再発率の推定,生殖予後,合併症の予測に関しては,疾患特異性を考慮する.

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