特集 産後過多出血への対応の留意点
産後過多出血の初期対応
橋井 康二
1
HASHII Koji
1
1ハシイ産婦人科
pp.604-608
発行日 2026年6月10日
Published Date 2026/6/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002726
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はじめに
産後過多出血(出血量500 g)から産科危機的出血〔ショックインデックス(SI)>1.5または出血量1,500 g〕の過程では,初期の段階での局所止血操作は予後の観点からきわめて重要である。しかし,出血源に術者の手が到達可能という産科特有の特徴と,用手的止血手技に成功した経験によって,時に術者は止血操作に固執するあまり母体の全⾝管理を遅らせ,結果として出血性ショックに陥る要因となることがある。

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