特集 周産期感染症2026
新生児からみた周産期感染症
2.臨床編―総論
82.早産児の感染と長期予後
森 晴奈
1
,
岡崎 薫
1
Haruna Mori
1
,
Kaoru Okazaki
1
1地方独立行政法人東京都立病院機構東京都立小児総合医療センター新生児科
キーワード:
敗血症
,
免疫
,
早産児
,
長期予後
,
脳傷害
Keyword:
敗血症
,
免疫
,
早産児
,
長期予後
,
脳傷害
pp.374-377
発行日 2025年12月25日
Published Date 2025/12/25
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002498
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はじめに
感染症は,新生児死亡の原因の約4分の1(27.5%)を占めており,早産に次いで多い。そして,そのほとんどが敗血症,肺炎および髄膜炎といった重症感染症である。新生児は,成人や小児に比べ感染症に罹患しやすく,重症化するリスクが高い。週数別にみると,生後72時間未満に発症する早発型敗血症(early onset sepsis:EOS),生後72時間以降に発症する遅発型敗血症(late onset sepsis:LOS)の発症率は,どちらも妊娠期間と反比例関係にあり週数が早いほど高く,いずれの週数においてもLOSはEOSを大きく上回っている(表)1,2)。このように,早産であるほど感染症の発症率は高く重症化しやすい。そこで早産児における感染症の病態と長期予後について述べる。

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