特集 この1冊でわかる! 健診とワクチン update 2025
子どもの健診:新しい1か月健診
新生児マススクリーニング,聴力スクリーニングおよび便色カードの活用
齊藤 明子
1
SAITO Akiko
1
1日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院小児科
pp.1490-1494
発行日 2025年12月10日
Published Date 2025/12/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002395
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
新生児マススクリーニング
1.新生児マススクリーニング検査の概要
先天性代謝異常症は希少疾患であり,その症状は非特異的であるため診断は難しい。わが国では国策による「こどもの成育段階で起こる障害発生の予防事業」として,1977年から先天性代謝異常5疾患に対する新生児マススクリーニングが開始された。その後,2014年からタンデムマス(タンデム質量分析)による新生児マススクリーニングが開始された。現在ではタンデムマス法による17疾患と個別の検査方法によるガラクトース血症,先天性甲状腺機能低下症,先天性副腎皮質過形成症の計20疾患が公的な新生児マススクリーニングの対象疾患となり,年間700名を超える患者が発見されている1)。

© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.

