研究
NICUの面会制限が家族の関係性に及ぼす影響―周産期心理士からみた父親の変化
加治佐 めぐみ
1,2
,
蟻川 麻紀
1,3
,
稲森 絵美子
1,4
,
小川 麻耶
1,5
,
川野 由子
1,6
,
成宮 牧子
1,7
,
吉元 なるよ
1,8
,
永田 雅子
1,9
KAJISA Megumi
1,2
,
ARIKAWA Maki
1,3
,
INAMORI Emiko
1,4
,
OGAWA Maya
1,5
,
KAWANO Yuko
1,6
,
NARUMIYA Makiko
1,7
,
YOSHIMOTO Naruyo
1,8
,
NAGATA Masako
1,9
1周産期心理士ネットワーク
2鹿児島市立病院
3産業医科大学病院
4東京医科大学病院
5東京女子医科大学
6大阪母子医療センター
7北野病院
8琉球大学
9名古屋大学
pp.509-513
発行日 2024年4月10日
Published Date 2024/4/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001524
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目 的
急性期の治療のために,生まれてすぐに赤ちゃんと家族が分離されてしまうNICUにおいて,赤ちゃんと家族が出会い,関係性を育む過程は,通常の出産よりも困難を伴いやすい。わが子がNICUに入院した母親は自責の念等の不全感を生じやすく,父親は予期せぬ事態の衝撃と突如求められる過大な父親の役割に困惑し,両親ともに精神的ストレスが高まることが指摘されている1)。
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