特集 小児の治療方針
3 感染症
総 論
新生児の細菌感染症
齋藤 昭彦
1
1新潟大学大学院医歯学総合研究科小児科学分野
pp.143-147
発行日 2023年4月15日
Published Date 2023/4/15
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000185
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新生児の細菌感染症の中で,特に重要なのが,B群溶血性レンサ球菌,大腸菌などによる敗血症や髄膜炎などの重症感染症である.早発型と遅発型に分かれ,その病態と起因菌が異なる.多くの場合,アンピシリンとセフォタキシムで初期治療を開始し,培養検査の結果後,速やかに起因菌に応じた薬剤に変更し,決められた投与期間治療することが重要である.
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