特集 数値からみる周産期医療 新生児編
NCPR関係 適応,Sarnat分類,Thompsonスコア,aEEG
津田 兼之介
1
,
岩田 欧介
1
TSUDA Kennosuke
1
,
IWATA Osuke
1
1名古屋市立大学大学院医学研究科新生児・小児医学
pp.1265-1270
発行日 2023年9月10日
Published Date 2023/9/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001074
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低体温療法適応基準を知る意義
低体温療法は,新生児低酸素性虚血性脳症(HIE)の予後を強力に改善する脳保護療法であるが,出生後できるだけ早く,遅くとも6時間以内に導入しないとその効果は期待し難い。新生児が生まれるすべての現場で,低体温療法の適応があるかもしれない児をすみやかにスクリーニングし,専門施設での治療が必要かどうかを判定できる体制づくりが重要である。
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