特集 数値からみる周産期医療 新生児編
在胎期間別出生時身体発育値
板橋 家頭夫
1
ITABASHI Kazuo
1
1愛正会記念茨城福祉医療センター
pp.1261-1264
発行日 2023年9月10日
Published Date 2023/9/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001073
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はじめに
分娩後に新生児の身体計測が行われ,母子健康手帳に在胎期間とともにその値が記されるが,そこには医療者にとって重要な情報が含まれている。出生時の身体計測値は,在胎期間を考慮して評価すれば子宮内での成長を反映している。計測された体格値が中央値から大きく乖離するほど,新生児期の合併症やnon-communicable diseasesのリスクが高くなる。本稿では,在胎期間別出生時身体発育値の作成の経緯や課題などを中心に解説する。なお,具体的数値についてはこれまでの報告1)を参照していただきたい。
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