研究
慢性便秘症の妊婦に対するマクロゴール製剤の有効性および安全性の検討
丸山 洋二郎
1
,
松岡 正造
1,2
MARUYAMA Yojiro
1
,
MATSUOKA Shozo
1,2
1順天堂大学医学部附属練馬病院産科・婦人科
2社会医療法人愛仁会明石医療センター
pp.1124-1128
発行日 2023年7月10日
Published Date 2023/7/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001021
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目 的
便秘症の有病率には性差があり,特に50歳以下の若年者では性周期や食事量の影響によって女性で便秘症有訴者率が高いことが知られている1)。また,妊娠中はプロゲステロンによる腸管運動の低下,アルドステロンの増加による腸内の水分の再吸収亢進,子宮による腸管への物理的な影響などの生理的変化によって便秘を発症しやすく,妊娠中の便秘症の有病率は20~39%とされている2)。
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