特集 周産期医療のヒヤリ・ハット―医療事故・医療紛争を防ぐために 産科編
各論
胎児心拍数モニタリングの異常所見における注意点
藤森 敬也
1
,
福田 冬馬
1
,
安田 俊
1
FUJIMORI Keiya
1
,
FUKUDA Toma
1
,
YASUDA Shun
1
1福島県立医科大学医学部産科婦人科学講座
pp.908-914
発行日 2023年6月10日
Published Date 2023/6/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000967
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はじめに
胎児心拍数モニタリングにおいて,胎児心拍や陣痛波形が正しく計測・記録されていることは,正しく判読するうえでは基本的なことである。しかしながら,正しく計測されていなかったり,記録速度が1cm/分であったり,胎児心拍だと思っていたら母体心拍であったりと,ピットフォールに陥る症例がある。本稿ではいくつか実例を挙げてそれらを解説する。
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