特集 How to Follow-up―ハイリスク児フォローアップの必修知識2023
発達
発達遅滞が疑われたら
竹下 暁子
1
TAKESHITA Akiko
1
1東京女子医科大学小児科
pp.542-545
発行日 2023年4月10日
Published Date 2023/4/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000861
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
近年,日本の出生数は減少の一途であるが,低出生体重児の占める割合は,2000年代になって以降10%弱で推移し1),その割合は,他諸国と比較しても高率であり,さらに周産期の救命率も世界トップレベルで推移している。一方で,周産期以降の乳児期,幼児期,学童期,思春期,成人期に至るまでの運動面,知的面,そして行動面のさまざまな問題が取り上げられるようになり久しく,さらに予後,特に発達へ関心が高まっている。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.