特集 少産時代に対応する「働き方改革」と医療施設
一般分娩施設での対応
産後ケア入院の実際と将来展望
石川 紀子
1
,
横山 いずみ
1
ISHIKAWA Noriko
1
,
YOKOYAMA Izumi
1
1総合母子保健センター愛育病院看護部
pp.219-222
発行日 2023年2月10日
Published Date 2023/2/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000786
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はじめに
2019(令和元)年に産後ケア事業に関する「母子保健法の一部を改正する法律」が公布された。これを受けて2021年4月に施行された改正母子保健法では,産後ケア事業が法的に位置づけられ,各市町村が産後ケア事業を実施することが努力義務となった。改正母子保健法でいう産後ケア事業とは,産後ケアを必要とする,出産後1年を経過しない女性および乳児に対して,心身のケアや育児のサポートなどを行い,産後も安心して子育てができる支援体制を確保するものである。実施類型としては,① 短期入所型(ショートステイ),② 通所型(デイサービス型),③ 居宅訪問型(アウトリーチ型)がある1)。
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