特集 少産時代に対応する「働き方改革」と医療施設
一般分娩施設での対応
助産師の新たな役割―社会的ハイリスク妊婦へのかかわりを通して
上川 裕美
1
,
樋口 えりか
1
,
小西 美樹
1
,
平良木 美由紀
1
,
望月 康惠
1
,
大貫 多佳子
1
,
林 昌子
1
,
中井 章人
1
KAMIKAWA Yumi
1
,
HIGUCHI Erika
1
,
KONISHI Miki
1
,
HIRARAGI Miyuki
1
,
MOCHIZUKI Yasue
1
,
OONUKI Takako
1
,
HAYASHI Masako
1
,
NAKAI Akihito
1
1日本医科大学多摩永山病院母子センター
pp.214-218
発行日 2023年2月10日
Published Date 2023/2/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000785
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はじめに
近年,ハイリスク妊婦が増加し,同時に児童虐待件数も増加している。ハイリスク妊婦と児童虐待の相関性は明らかとなっており,「健やか親子21」重点課題にも挙げられている。もともと,助産師は自らの責任のもと病院や診療所内での分娩介助や産前・産後教育を中心とした業務を行ってきた。近年は,これらの業務に加えて,社会的ハイリスク妊婦への支援を行う機会が増加している。ハイリスク妊婦には妊娠期より切れ目のない支援が必要とされ,助産師はすべての母親が幸せに育児を行うことができるよう支援の幅を広げなければならない。
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