特集 Controversies in perinatology 2023 新生児編
新生児仮死での低体温療法―モニタリングとして,aEEGは必須ではない
徐 悦
1
,
佐藤 義朗
1
JO Etsu
1
,
SATO Yoshiaki
1
1名古屋大学医学部総合周産期母子医療センター新生児部門
pp.66-68
発行日 2023年1月10日
Published Date 2023/1/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000749
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はじめに
近年低体温療法の適応になる新生児仮死においてaEEGが有用とされ,取り入れている施設も増えている。わが国で広く使用されている新生児低体温療法実践マニュアルの記載でも,低体温療法の導入基準として,適応基準A,Bともに満たしたものは,C基準として可能であればさらにaEEGによって30分以上評価することが望ましいと記載されており,また,冷却中にはなんらかの脳波モニターが行われることが望ましいと記載されている1)。
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