増刊号 191の疑問に答える周産期の栄養
新生児・乳児の栄養
5.早産児の栄養
4)静脈栄養の実践方法
寺田 知正
1
Terada Tomomasa
1
1昭和大学小児科
キーワード:
EAN
,
EUGR
,
DOHaD仮説
Keyword:
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EUGR
,
DOHaD仮説
pp.632-634
発行日 2022年11月18日
Published Date 2022/11/18
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000657
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はじめに
NICUでは極低出生体重児や経腸栄養を十分に行うことが困難な消化管疾患の児などが静脈栄養の対象となる。極低出生体重児では,出生直後は経腸栄養のみでは十分な栄養が困難であるため静脈栄養を併用して栄養管理を行う。静脈栄養では,アミノ酸,糖質,脂質,微量元素,ビタミンが投与される。新生児は出生後ダイナミックに状態が変化するため通常の静脈栄養キットを使用することが困難であり,ほとんどの場合はさまざまな輸液を組み合わせて作成することとなる。本稿では多く使用される極低出生体重児に対する静脈栄養について述べる。
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