特集 周産期と最先端サイエンス
新生児領域
新生児蘇生講習のためのシミュレータの開発とその効果検証
西本 騰
1
,
野間 春生
1
,
花岡 信太朗
2
,
岩永 甲午郎
3
NISHIMOTO Noboru
1
,
NOMA Haruo
1
,
HANAOKA Shintaro
2
,
IWANAGA Kougoro
3
1立命館大学情報理工学研究科人間情報科学コース 野間研究室
2医療法人財団足立病院
3京都大学医学部附属病院総合周産期母子医療センター新生児部門
pp.1009-1012
発行日 2022年7月10日
Published Date 2022/7/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000247
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はじめに
新生児蘇生法(NCPR)訓練ではシミュレーション教育が導入されており,医療の質や患者安全の観点から医療者の到達目標達成のために,臨床環境の再現と効率的・効果的な学習促進を目的としたシミュレータ開発が進んでいる1)。本稿では,情報理工学者である筆者らが開発した蘇生訓練用シミュレータについて概説し,開発したシミュレータを用いた講習において,医療従事者へ行ったインタビュー内容の質的分析について紹介する。
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