特集 生殖補助医療の進歩と周産期医療
小児科の立場から
不妊治療と大学病院NICU
矢田 ゆかり
1
YADA Yukari
1
1自治医科大学附属病院小児科・総合周産期母子医療センター新生児集中治療部
pp.399-402
発行日 2022年3月10日
Published Date 2022/3/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000000092
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はじめに
生殖補助医療(assisted reproduction technology:ART)とは,一般に体外受精(in vitro fertilization:IVF),卵細胞質内精子注入(intracytoplasmic sperm injection:ICSI),新鮮胚や凍結融解胚の移植(embryo transfer:ET/blastocyst transfer:BT)などの不妊症治療法を指す。ARTの進歩に伴い,ART後の妊娠は増加しており2019年には約6万人が出生した1)。少子化の影響も相まって,今やART後の出生児は全出生の6%,15人に1人を占める。
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