特集 白内障手術の傾向と対策―術中・術後合併症と難治症例
資料:私の使用している白内障手術クリニカルパス
大学病院
植田 俊彦
1
1昭和大学医学部眼科学教室
pp.276-279
発行日 2004年10月30日
Published Date 2004/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410100835
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クリニカルパス導入前
当院は病床数885床の大学病院である。クリニカルパスは1996年より作成を開始し,現在約240種が使用されている。白内障手術を1,300件/年行っている。白内障手術は入院の場合でも3泊4日と短期間の入院にもかかわらず,診療録は大学病院全体で統一された診療録形式に従う必要がある。すなわち,以下の書類が必要となる。
・入院診療録サマリー(2枚) ・診療記録の表紙
・既往歴用紙 ・入院治療計画書
・診療記録の2号用紙(3枚)
・手術記録(2枚) ・説明同意書
・説明同意書の別紙 ・コスト伝票
・薬剤管理指導依頼書 ・看護情報1,2
・系統レビュー ・フローシート
・輸液管理チェック表 ・白内障パス
・ミニプリント貼付用紙 ・温度板
なるべく効率をよくするために,定型とスタイルを異にした白内障専用の診療録の作成を計画した。大学には診療録管理室という部門がある。診療録の保存管理の問題で未解決の点があるものの,その部署と連携して作成に取りかかった。
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