特集 口腔咽頭診療の論点─多領域のスペシャリストにきく─
【安全な摂食嚥下を目指す治療選択】
咽頭・頸部のリハビリテーション
重松 孝
1
Takashi Shigematsu
1
1浜松市リハビリテーション病院リハビリテーション科
キーワード:
嚥下リハビリテーション
Keyword:
嚥下リハビリテーション
pp.184-187
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000001999
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はじめに
脳卒中や神経筋疾患では,嚥下を担う筋群の麻痺や協調不全により嚥下障害が高頻度に生じる。また,頭頸部癌治療後の構造的変化や頸椎病変に伴う可動域制限による嚥下障害もしばしば認められる。嚥下障害は誤嚥性肺炎や低栄養を招き,患者の生命予後やQOLに重大な影響を及ぼす。嚥下リハビリテーション(以下,嚥下リハ)は,多職種が連携して実施する重要な嚥下障害治療として確立している。本稿では,嚥下障害に対する咽頭・頸部のリハビリテーションとして,臨床場面で実践される訓練法(間接訓練・直接訓練)や治療機器について述べ,耳鼻咽喉科医がリハ専門職と協働する際に役立つリハビリテーションと治療の考え方について解説する。

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