特集 口腔咽頭診療の論点─多領域のスペシャリストにきく─
【顎下腺唾石,がま腫の治療】
がま腫に対する根治術
日高 浩史
1
Hiroshi Hidaka
1
1関西医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科
キーワード:
顎下型がま腫
,
舌下腺摘出術
,
頸部囊胞
,
硬化療法
,
根治治療
Keyword:
顎下型がま腫
,
舌下腺摘出術
,
頸部囊胞
,
硬化療法
,
根治治療
pp.167-170
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000001994
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
がま腫は舌下腺由来の唾液漏出囊胞であり,口腔底に限局する舌下型と,口底を越えて顎下・頸部へ進展する顎下型,およびその両方に及ぶ舌下・顎下型に分類される(図1)1〜3)。顎下型は頸部囊胞として現れるため,側頸囊胞やリンパ管腫,甲状舌管囊胞などとの鑑別が重要である4〜6)。病理学的には,がま腫の囊胞壁は繊維組織や肉芽組織から成り,上皮をもたない偽囊胞である2,3,6)。

© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.

