特集 口腔咽頭診療の論点─多領域のスペシャリストにきく─
【顎下腺唾石,がま腫の治療】
さまざまなアプローチによる唾石摘出術
鈴木 貴博
1
Takahiro Suzuki
1
1東北医科薬科大学医学部耳鼻咽喉科
キーワード:
顎下腺
,
唾石
,
唾液腺内視鏡
Keyword:
顎下腺
,
唾石
,
唾液腺内視鏡
pp.162-166
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000001993
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はじめに
近年,唾液腺内視鏡の開発や周辺デバイスの進歩により,口腔内から唾石を摘出する低侵襲な術式が多く報告されており,高い治療成績が示されている1〜4)。顎下腺摘出術と比較すると,頸部に瘢痕を残さないため審美性に優れ,また唾石を摘出した後で顎下腺機能が回復する例も多く5〜7),利点は多い。筆者らは,唾石の位置や大きさに応じて麻酔方法,内視鏡の種類,およびアプローチ法を選択している(図1)。本稿では,特に口腔内からのアプローチに着目し,われわれが実施している具体的な手技とその要点について述べる。

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