特集 ここまでわかった 嗅覚・味覚とその障害
【味覚障害とそのマネージメント】
がん化学療法に伴う味覚障害
藤山 理恵
1
Rie Fujiyama
1
1長崎大学生命医科学域総合歯科臨床教育学
キーワード:
味覚障害
,
がん化学療法
Keyword:
味覚障害
,
がん化学療法
pp.84-87
発行日 2026年1月1日
Published Date 2026/1/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000001963
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はじめに
味覚と嗅覚はどちらも特殊感覚(他に視覚,聴覚,平衡感覚)の1つであるが,細胞が再生することが他の特殊感覚と大きく異なる点である。さらに味細胞はそのサイクルが短く,10日から2週間で生まれ変わる。そのためがん化学療法による副作用として,味覚障害の発症頻度は高い。がん化学療法中に発症する味覚障害は,患者にとって栄養学的だけでなく精神的な負担も大きい。がん化学療法を完遂させるためにも,がん化学療法で発症する味覚障害を理解することは重要である。

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