特集 外来ではじめよう! 音声・発話・嚥下のトレーニング
【私はこうしている―外来におけるトレーニング】
高齢者の発声・発話機能のトレーニング
田口 亜紀
1
Aki Taguchi
1
1県立広島大学保健福祉学部保健福祉学科
キーワード:
高齢者
,
発声機能拡張訓練(VFE)
,
口と言葉の体操
,
発話機能トレーニング
Keyword:
高齢者
,
発声機能拡張訓練(VFE)
,
口と言葉の体操
,
発話機能トレーニング
pp.1382-1386
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000001359
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はじめに
近年の超高齢化社会における耳鼻咽喉科領域での問題として,発声発語器官の機能低下が挙げられる。高齢者における音声障害の頻度は65歳以上で13~30%を占めると言われている1)。コロナ禍で音声を使用する頻度が減少していた反動からか,最近「しわがれ声」や「滑舌が悪い」と訴えて音声外来を受診する高齢者が増加傾向にある。
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