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特集 Voiceを診る—音声障害を知ろう!〔特別付録Web動画〕
《音声障害の診断・治療・リハビリテーション》
機能性発声障害
Functional dysphonia/muscle tension dysphonia
小川 真
1
Makoto Ogawa
1
1JCHO大阪病院耳鼻いんこう科
キーワード:
機能性発声障害
,
音声障害
,
音声酷使
,
音声訓練
,
ハミング
Keyword:
機能性発声障害
,
音声障害
,
音声酷使
,
音声訓練
,
ハミング
pp.908-914
発行日 2020年10月20日
Published Date 2020/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202525
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POINT
●機能性発声(音声)障害は,「音声に異常を認めるにもかかわらず,声帯に原因となる器質的異常を認めないもの」と定義される。
●機能性発声障害の診断・評価においては,声帯粘膜の病変探しよりもむしろ,声帯内転の程度,声門形状,嗄声の特徴,病因としての先行エピソードに注目する必要がある。
●本稿では,機能性発声障害に関して,特に病態・発声時喉頭所見・病因との間の関連性に重点を置いて解説する。
●機能性発声障害の治療については,声の衛生指導とカウンセリングでの注意点・限界について,また音声訓練手技であるハミングを用いて呼気努力を調節する種々の訓練法の作用機序と具体的な使用方法について解説する。
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2023年10月)。
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