特集 外来ではじめよう! 音声・発話・嚥下のトレーニング
序 音声・発話・嚥下のトレーニング―外来で行うメリットと課題―
香取 幸夫
1
Yukio Katori
1
1東北大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉・頭頸部外科学
キーワード:
音声
,
発話
,
嚥下
,
トレーニング
Keyword:
音声
,
発話
,
嚥下
,
トレーニング
pp.1327-1327
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000001342
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- 文献概要
話す,食べるといった人の生活に重要な体のはたらきは,中枢の調節のもとに口腔・咽頭,喉頭が適切に働くことで成立している。加齢,脳神経疾患,頭頸部癌ならびにその治療による影響により発話や嚥下の機能障害が生じると,原因となる疾病の急性期のみならず,長期的に障害が遷延することが多い。それゆえ話すことや食べることに問題のある患者さん方の多くは施設や在宅にいることが多く,日常の生活や仕事を維持しつつ,診療所や病院に外来通院して治療を受けることになる。
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