特集 外来ではじめよう! 音声・発話・嚥下のトレーニング
【トレーニングをはじめるための基礎知識】
摂食嚥下の間接訓練
佐藤 豊展
1
Atsunobu Sato
1
1聖隷クリストファー大学リハビリテーション学部言語聴覚学科
キーワード:
摂食嚥下障害
,
間接訓練
,
外来
Keyword:
摂食嚥下障害
,
間接訓練
,
外来
pp.1365-1368
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000001354
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はじめに
摂食嚥下障害に対する訓練は,食物を用いる直接訓練(摂食訓練)と,食物を用いない間接訓練(基礎的嚥下訓練)に分けられる。間接訓練は食物を用いないため,基本的に安全であり,脳卒中などの急性期や重度の摂食嚥下障害患者において行われる。また,直接訓練と並行して行われることもある。間接訓練には,嚥下器官に対する感覚・運動訓練,口腔ケア,呼吸訓練,嚥下手技の習得などがある。
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