特集 てこずった症例・難治症例にどう対応するか
喉頭気管食道領域
難治性慢性咳嗽症例
鈴木 猛司
1
,
関 洋介
2
,
Toshitaka Hoppo
3
Takeshi Suzuki
1
,
Yosuke Seki
2
,
Toshitaka Hoppo
3
1千葉大学大学院医学研究院耳鼻咽喉科・頭頸部腫瘍学
2四谷メディカルキューブ減量外科センター
3Division of General Surgery Rutgers Robert Wood Johnson Medical School
キーワード:
難治性慢性咳嗽
,
咽喉頭逆流症
,
24時間下咽頭インピーダンス検査
Keyword:
難治性慢性咳嗽
,
咽喉頭逆流症
,
24時間下咽頭インピーダンス検査
pp.1109-1112
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000001262
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はじめに
咳嗽は持続期間により,急性咳嗽(3週間未満),遷延性咳嗽(3週間以上8週間未満),慢性咳嗽(8週間以上)に分類され,咳嗽の原因疾患をある程度推測することができる。わが国での慢性咳嗽患者数は約300万人と推定され1),「咳嗽・喀痰の診療ガイドライン2019」2)では,慢性咳嗽に対する診断・治療法が示されている。
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