特集 てこずった症例・難治症例にどう対応するか
耳領域
眼窩先端症候群にまで進展した頭蓋底骨髄炎症例
佐久間 直子
1
,
鈴木 宏隆
1
,
中阿地 啓悟
1
,
松延 毅
1
,
大久保 公裕
1
Naoko Sakuma
1
,
Hirotaka Suzuki
1
,
Keigo Nakaachi
1
,
Takeshi Matsunobu
1
,
Kimihiro Ohkubo
1
1日本医科大学付属病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科
キーワード:
頭蓋底骨髄炎
,
眼窩先端症候群
,
抗菌薬治療
Keyword:
頭蓋底骨髄炎
,
眼窩先端症候群
,
抗菌薬治療
pp.952-955
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000001221
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はじめに
頭蓋底骨髄炎は悪性外耳道炎から炎症が蝶形骨や後頭骨に拡大し,さまざまな脳神経症状を呈する疾患である。頻度は少ないが治療に難渋することや致死的な経過をとることもある。今回,頭蓋底骨髄炎が再燃し眼窩先端症候群を発症した“てこずった症例”を経験したので報告する。
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