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特集 SGLT2阻害薬とGLP-1受容体作動薬の基礎から臨床まで
SGLT2阻害薬
SGLT2阻害薬の血圧低下メカニズム
Mechanisms of decreasing blood pressure by SGLT2 inhibitors
桂田 健一
1,2
,
苅尾 七臣
2
KATSURADA Kenichi
1,2
,
KARIO Kazuomi
2
1自治医科大学薬理学講座臨床薬理学部門
2自治医科大学内科学講座循環器内科学部門
キーワード:
浸透圧利尿
,
交感神経系
,
求心性腎神経
,
夜間高血圧
,
24時間血圧
Keyword:
浸透圧利尿
,
交感神経系
,
求心性腎神経
,
夜間高血圧
,
24時間血圧
pp.294-299
発行日 2026年9月25日
Published Date 2026/9/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000002568
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はじめに
SGLT2阻害薬は,当初2型糖尿病に対する治療薬であったが,大規模臨床試験において心血管・腎アウトカムの改善効果が示され,慢性心不全および慢性腎臓病へと適応が拡大された。これまでの主要な心血管アウトカム試験において,収縮期血圧で約3〜5mmHg,拡張期血圧で約1〜2mmHgの降圧効果が報告されている1~5)。また,単なる降圧のみならず,血圧変動性やサーカディアンリズムが改善するという特徴を有する。SGLT2阻害薬の血圧低下メカニズムは単一の機序ではなく,全身の体液量や血管抵抗,自律神経系,代謝を含めた多面的な要因が相互に作用していると考えられる。本稿では,これまでの基礎研究と臨床研究から得られた血圧低下メカニズムを概説したのち,24時間血圧と家庭血圧のデータについて要約する。

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