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特集 多発性囊胞腎―基礎から臨床へ
各論2 PKD領域における臨床研究の進歩
運動療法
Exercise therapy
三浦 平寛
1
,
伊藤 修
2
MIURA Takahiro
1
,
ITO Osamu
2
1東北大学大学院医学系研究科臨床障害学分野
2東北医科薬科大学リハビリテーション学
キーワード:
運動療法
,
腎臓リハビリテーション
,
多発性囊胞腎
Keyword:
運動療法
,
腎臓リハビリテーション
,
多発性囊胞腎
pp.391-396
発行日 2026年3月25日
Published Date 2026/3/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000002373
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はじめに
慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)患者では,高齢化や腎機能低下に伴って,身体機能は低下し,サルコペニアやフレイルの合併が生じ,これらは生命予後に大きく影響する1)。身体活動性の低下は,CKD有病率や重症化に関連することも明らかになっている。筆者らは,CKDモデルラットにおいて,長期的運動が腎保護効果を示すことや,その腎保護効果の機序を明らかにしてきた2)。運動による日常生活動作(activities of daily living:ADL)の向上,心血管系機能の向上,精神的効果などの総合的な健康状態へのメリットに加えて,CKD患者においても運動の腎保護効果が明らかになり,安定した保存期CKD患者への指導方針は,運動の制限から推奨に変化してきている1)。

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