Japanese
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特集 透析療法の課題,展望
各論
血液透析・血液濾過透析
置換液量
Substitution volume in hemodiafiltration
茂庭 仁人
1
MONIWA Norihito
1
1手稲渓仁会病院腎臓内科
キーワード:
血液濾過透析(HDF)
,
前希釈
,
後希釈
,
置換液量
,
convection volume
Keyword:
血液濾過透析(HDF)
,
前希釈
,
後希釈
,
置換液量
,
convection volume
pp.43-47
発行日 2025年1月25日
Published Date 2025/1/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000001740
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はじめに
血液濾過透析(hemodiafiltration:HDF)は,拡散に限外濾過を加えることにより,小分子量物質から中分子量物質まで除去することを目的とした治療モードである。オンラインHDFは,2012年に保険収載されて以降急激に増加し,Web-based Analysis of Dialysis Data Archives(WADDA)systemを用いた解析によると,2022年末時点では血液透析(hemodialysis:HD)137,546人(41.1%)に対し,HDFは186,095人(55.6%)であり,HDFがHDを大きく上回っている。本稿では,前希釈HDFと後希釈HDFにおける至適置換液量のエビデンスと,WADDA systemを用いた置換液量の現状について解説する。
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