Japanese
English
特集 腎疾患の診断と治療 最前線
III.各論2:全身性疾患に伴う腎障害(診断と治療)
6.IgA血管炎:成人
IgA vasculitis:adult
林野 翔
1
,
森山 能仁
1
Rinno Sho
1
,
Moriyama Takahito
1
1東京医科大学腎臓内科学分野
キーワード:
IgA血管炎
,
ISKDC分類
,
MEST-C score
,
ステロイド
,
免疫抑制薬
Keyword:
IgA血管炎
,
ISKDC分類
,
MEST-C score
,
ステロイド
,
免疫抑制薬
pp.186-191
発行日 2024年12月15日
Published Date 2024/12/15
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000001597
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1 はじめに
1 IgA血管炎とは
IgA血管炎は,1801年に初めて報告された後,Johan SchönleinとEduard Henochにより血小板減少を伴わない紫斑,関節炎,腹痛,腎障害を伴う疾患と定義され,Henoch-Schönlein紫斑病と呼ばれていた。アナフィラクトイド紫斑病と呼ばれた時期もあったが,アレルギー性ではなく,IgAの臓器沈着による血管炎であることがわかり,2012年のChapel Hill Consensus Conference(CHCC2012)でIgA血管炎と呼ばれるようになった。
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