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特集 感染症と腎疾患
透析患者の感染症
潜在性結核感染症の診断と治療
Diagnosis and treatment of latent tuberculosis infection in hemodialysis patients
井下 聖司
1
INOSHITA Seiji
1
1東京都立病院機構東京都立墨東病院腎臓内科
キーワード:
潜在性結核感染症
,
インターフェロンγ遊離試験
,
LTBIスクリーニング
Keyword:
潜在性結核感染症
,
インターフェロンγ遊離試験
,
LTBIスクリーニング
pp.787-791
発行日 2024年6月25日
Published Date 2024/6/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000001360
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はじめに
世界保健機関(World Health Organization:WHO)の2023年世界結核報告書によると,2022年に結核に罹患した人はおよそ1060万人で,2021年から30万人増加している。地理的には東南アジア地域が46%で最も多く,日本が含まれる西太平洋地域は18%である。アメリカ地域(3.1%)や欧州(2.2%)と比較すると,アジア諸国は非常に高いことがわかる。
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