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English
特集 腎不全合併症に関する最近の進歩
慢性腎不全―腹膜透析に伴う合併症 除水不全
Ultrafiltration failure in peritoneal dialysis
竜崎 崇和
1,2,3,4,5,6,7
RYUZAKI Munekazu
1,2,3,4,5,6,7
1医療法人社団泉会東名富士クリニック
2医療法人社団明洋会柴垣医院
3医療法人社団善仁会
4医療法人社団石川記念会
5医療法人社団靭生会
6医療法人社団純真会
7東京都済生会中央病院腎臓内科
キーワード:
除水不全
,
カテーテル位置異常
,
腹膜機能低下
,
リンパ吸収
,
腹膜平衡試験(PET)
,
トラネキサム酸
Keyword:
除水不全
,
カテーテル位置異常
,
腹膜機能低下
,
リンパ吸収
,
腹膜平衡試験(PET)
,
トラネキサム酸
pp.646-648
発行日 2024年5月25日
Published Date 2024/5/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000001318
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Ⅰ 定義
腹膜透析(peritoneal dialysis:PD)における除水不全の定義は,日本透析医学会(Japanese Society for Dialysis Therapy:JSDT)から発行されている腹膜透析ガイドライン2019に,「2.5%デキストロース透析液(2L)を一日4回使用しても除水量が500mL/日未満を臨床的な目安としている」との記載がある1,2)。また国際腹膜透析医学会(International Society for Peritoneal Dialysis:ISPD)では,4.25%デキストロース透析液2Lを使用し,4時間貯留で400mL未満の除水量を除水不全としている3)。
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