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特集 CKD・透析・移植患者の末梢動脈疾患治療の進歩
各論
治療 末梢動脈疾患の再生治療
Regenerative therapy for lower limb artery disease
大竹 剛靖
1
,
小林 修三
2
OHTAKE Takayasu
1
,
KOBAYASHI Shuzo
2
1湘南鎌倉総合病院再生医療科
2湘南鎌倉総合病院腎臓病総合医療センター
キーワード:
再生治療
,
下肢末梢動脈病変
,
CD34陽性細胞
Keyword:
再生治療
,
下肢末梢動脈病変
,
CD34陽性細胞
pp.87-90
発行日 2023年7月25日
Published Date 2023/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000819
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はじめに
包括的高度慢性下肢虚血(chronic limb-threatening ischemia:CLTI)は,心脳血管障害とならび,腎疾患患者,特に透析患者では,生命予後にかかわる重要な動脈硬化合併症である。CLTI患者では,救肢救命のための血行再建治療が必須であるが,透析患者では血管内治療や外科的バイパスなど,従来行われてきた血行再建治療では十分な救肢率は得られていない。透析患者では,血行再建治療後の生命予後,下肢切断率,切断回避生存率は,非透析患者と比較しいずれも明らかに不良である1)。
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