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特集 多臓器不全と急性腎障害(AKI)
【各論】
AKIの予後改善を目指した治療法 細胞移植治療
Cell-based regenerative therapy for acute kidney injury
大竹 剛靖
1,2
,
小林 修三
1,2
OHTAKE Takayasu
1,2
,
KOBAYASHI Shuzo
1,2
1湘南鎌倉総合病院 腎臓病総合医療センター
2湘南鎌倉総合病院 湘南先端医学研究所
キーワード:
急性腎障害
,
CD34陽性血管内皮前駆細胞
,
細胞移植治療
Keyword:
急性腎障害
,
CD34陽性血管内皮前駆細胞
,
細胞移植治療
pp.125-129
発行日 2022年7月25日
Published Date 2022/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000243
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はじめに
急性腎障害(acute kidney injury:AKI)は罹患頻度が非常に高い。ICUでは全入室患者の50%以上にAKIが認められ,重度のAKIを呈する患者の死亡率は50%以上に及ぶ1)。しかしながら,重度AKIに対する腎障害改善を目的とした確立した治療法はなく,行われるほとんどすべての治療は体液管理,電解質管理,尿毒症物質除去などsupportiveな治療が主体であり,AKI自体を積極的に改善する有効な治療法の開発が望まれる。
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