Japanese
English
特集 高齢化社会の腎泌尿器疾患診療UpToDate
トピックス
腎代替療法専門指導士制度
Renal replacement therapy professional instructor system
土谷 健
1
,
川口 祐輝
1
TSUCHIYA Ken
1
,
KAWAGUCHI Yuki
1
1東京女子医科大学血液浄化療法科
キーワード:
診療報酬
,
在宅医療
,
保存的腎臓療法(CKM)
,
末期腎不全(ESKD)
Keyword:
診療報酬
,
在宅医療
,
保存的腎臓療法(CKM)
,
末期腎不全(ESKD)
pp.838-843
発行日 2023年5月25日
Published Date 2023/5/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000745
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
わが国の透析医療の大きな特徴の1つは,透析患者の高齢化が進行しており,合併症を抱え,ADLやQOLの低下した患者が多く存在していることである。もう1つは,慢性透析療法を受ける患者の約97%は血液透析であり,腹膜透析,腎移植などのほかの治療法が極端に限られた,腎代替療法(renal replacement therapy:RRT)の選択が非常に偏った状況となっている点である。血液透析にかかる医療費,またその継続は,高額となり,RRTの適切で多様性のある選択が求められている。さらに最近,いわゆる透析を見合わせる事例がみられるようになり,透析を施行しない,保存的腎臓療法(conservative kidney management:CKM)として新たな診療状況を生じている。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.