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特集 ネフローゼ症候群update
【トピックス:ネフローゼ症候群と腎移植】
移植腎の巣状分節性糸球体硬化症
Focal segmental glomerulosclerosis in the transplanted kidney
後藤 憲彦
1
GOTO Norihiko
1
1日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院 移植内科
キーワード:
巣状糸球体硬化症
,
腎移植
,
再発
,
腎喪失
Keyword:
巣状糸球体硬化症
,
腎移植
,
再発
,
腎喪失
pp.774-777
発行日 2022年4月25日
Published Date 2022/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000154
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はじめに
原疾患が巣状分節性糸球体硬化症(FSGS)であることで腎移植が禁忌になることはないが,腎移植後再発による早期移植腎喪失で,生体ドナーの年齢から予想される生着年数に見合わないこともしばしば経験する。一方で,維持透析と比べて腎移植は慢性腎臓病(CKD)患者のQOLや生命予後を改善するため,再発のリスクが低いのであれば腎移植を積極的に勧めるべきである。原疾患がFSGSであるCKD患者が腎移植を希望した時の対応をまとめる。
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