Japanese
English
研究
保存期慢性腎臓病患者における貧血と上下肢筋力の関連
Association between anemia and upper and lower extremity muscle strength in patients with pre-dialysis chronic kidney disease
大成 悟志
1
,
音部 雄平
1
,
平木 幸治
2
,
西澤 肇
2
,
井澤 和大
3
,
櫻田 勉
4
,
柴垣 有吾
4
OHNARI Satoshi
1
,
OTOBE Yuhei
1
,
HIRAKI Koji
2
,
NISHIZAWA Hajime
2
,
IZAWA Kazuhiro
3
,
SAKURADA Tsutomu
4
,
SHIBAGAKI Yugo
4
1川崎市立多摩病院 リハビリテーション科
2聖マリアンナ医科大学病院 リハビリテーションセンター
3神戸大学 生命・医学系保健学域
4聖マリアンナ医科大学 腎臓高血圧内科
キーワード:
保存期慢性腎臓病患者
,
腎性貧血
,
上下肢筋力
Keyword:
保存期慢性腎臓病患者
,
腎性貧血
,
上下肢筋力
pp.641-646
発行日 2022年3月25日
Published Date 2022/3/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000124
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背 景
慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)は,さまざまな合併症を引き起こす慢性進行性疾患として知られている。わが国におけるCKDの患者数は,約1,330万人と推定され1),その患者数の多さからも新たな国民病の1つとして注目されている。CKDの罹患は末期腎不全や心血管疾患発症のリスクを増加させるだけでなく,身体機能低下やサルコペニア・フレイルなどを引き起こすことも知られている。保存期CKD患者における身体機能低下やサルコペニア・フレイルの合併は,死亡率2)や透析導入率3)を上昇させることが報告されており,CKD患者の身体機能低下を予防するための方策が保存期の段階から要求されている。
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