発行日 2014年3月10日
Published Date 2014/3/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2014160744
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2011年3月~8月の外来腹膜透析(PD)患者30例(男16例、女14例、平均年齢63.2歳)を対象に、ハンドヘルドダイナモメーターにより測定した等尺性膝伸展筋力と、診療録より調査した患者背景、および生活習慣記録器により測定した日常の身体活動量との関連を後方視的に検討した。身体活動量は平均135.6kcal/日であり、PD患者の膝伸展筋力は平均0.45kgf/kg、年齢予測比の平均値は79.3%であった。単相関で検討した結果、PD患者の膝伸展筋力は、年齢・透析期間・アルブミン値・身体活動量と有意な相関を認めた。重回帰分析の結果、膝伸展筋力の関連要因として身体活動量が抽出された。PD患者の膝伸展筋力は同年代の健常者と比較して低下し、その要因として身体活動量が独立して関連することが明らかとなった。
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