Japanese
English
特集 病因・病態生理から読み解く腎・泌尿器疾患のすべて
Ⅳ.全身性疾患に伴う腎障害
10.クリオグロブリン血管症血管炎
Cryoglobulinemic vasculitis
井熊 大輔
1
Ikuma Daisuke
1
1虎の門病院分院腎センター内科/リウマチ膠原病科
キーワード:
クリオグロブリン
,
クリオグロブリン血症
,
クリオグロブリン血症性血管炎
Keyword:
クリオグロブリン
,
クリオグロブリン血症
,
クリオグロブリン血症性血管炎
pp.235-237
発行日 2023年12月15日
Published Date 2023/12/15
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000001031
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
1 病因・病態
クリオグロブリン(cryoglobulin:CG)は低温(4℃)以下になると沈殿し,体温(37℃)に加温すると再溶解する免疫グロブリンと定義される。CGは,形質細胞・リンパ増殖性疾患,C型肝炎ウイルス(hepatitis C virus:HCV)感染,自己免疫性疾患による持続的なB細胞活性化により生じ,血清中にCGが検出される状態をクリオグロブリン血症(CG血症)という。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.