第36回日本ハイパフォーマンス・メンブレン研究会 【HDF】
ニューラルネットワーク機械学習によるHDF治療の大分子除去率予測の試み
佐藤 洋介
1
,
山口 美和
1
,
大槻 剛
1
,
石田 亜希
2
,
宍戸 洋
2
,
菅野 厚博
3
,
清水 秀和
4
,
青木 昇
4
,
金 成泰
4,5
1医療法人社団みやぎ清耀会緑の里クリニック臨床工学技士部
2医療法人社団みやぎ清耀会緑の里クリニック内科
3東北医科薬科大学病院総合診療科
4一般社団法人クラインシュタイン医工学パースペクティブ(KBEP)
5社会医療法人川島会川島病院学術企画室
pp.337-344
発行日 2022年1月25日
Published Date 2022/1/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000059
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はじめに
臨床現場においては,患者ごとに多種多様な条件でHDF治療が実践されている。一方,治療条件の優劣を調べる臨床研究では,関心のある(1つあるいは数個の)変量以外をマッチさせてt検定やANOVA,あるいは多変量解析などを行うのが通常である。群比較試験は,体格が相同な患者数を確保するのが容易でないこと,マッチングには介入(治療条件の変更)が必要で患者負担が生じることから,機動性に欠ける。結果,比較する群の種類は自ずと収斂的となる。また,多変量解析における非線形解析は,単純な関数フィットに限られている。
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