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特集 動画で魅せる―より安全・確実なESD―
[胃]
術後偶発症予防のための戦略―胃の場合―
Strategies for preventing postoperative complications in gastric ESD
中尾 栄祐
1
,
平澤 俊明
2
Eisuke Nakao
1
,
Toshiaki Hirasawa
2
1多根総合病院消化器内科
2がん研有明病院上部消化管内科
キーワード:
早期胃癌
,
ESD
,
術後偶発症
Keyword:
早期胃癌
,
ESD
,
術後偶発症
pp.946-950
発行日 2026年8月25日
Published Date 2026/8/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000002784
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はじめに
早期胃癌に対するESDは本邦においてすでに広く普及しており,市中病院から専門病院までさまざまな施設で行われ,技術的に確立されつつある。しかし,ESDに十分に習熟した施行医であっても,いまだに穿孔や出血などの偶発症を経験する。術中出血や術中穿孔のほとんどは,止血鉗子やクリップなどを用いてその場での対応が可能である。一方,後出血や遅発性穿孔は緊急内視鏡や時に緊急手術での対応が必要となり,重篤な偶発症である。最新のレビューによると,後出血は4.1〜8.5%,遅発性穿孔は0.1〜0.5%程度と報告されており1),遅発性穿孔は非常に稀だが後出血は比較的高率であり,注意すべき術後偶発症である。それら術後偶発症の対策は確立されていないが,施設ごとに多種多様な工夫がなされている。ここでは,これまで報告されている早期胃癌に対するESD後の偶発症予防のための戦略,特に頻度の高い後出血に対する予防戦略を中心にいくつか取り上げ,当院での工夫や経験を動画も交えて述べる。

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