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特集 消化管内視鏡処置具の使い分け2025
[ESDで使用する処置具]
【Note】切除検体回収器具
Retrieval devices for resected specimens
竹内 洋司
1,2
Yoji Takeuchi
1,2
1群馬大学医学部附属病院光学医療診療部
2群馬大学医学部附属病院消化器・肝臓内科
キーワード:
大腸ポリープ
,
回収器具
,
切除検体
Keyword:
大腸ポリープ
,
回収器具
,
切除検体
pp.1176-1181
発行日 2025年9月25日
Published Date 2025/9/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000002222
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はじめに
近年,大腸ポリープの切除による大腸癌の抑制効果が報告され,より積極的に内視鏡切除が行われるようになり,浸水下内視鏡的粘膜切除術(underwater endoscopic mucosal resection:UEMR)1)やESDといった大きな病変でも低侵襲で切除できる内視鏡切除術が広く普及している。治療前の内視鏡診断技術も向上してはいるものの,病理診断を100%予測できるわけではなく,切除後の検体を適切に回収し病理検査に提出することが,病理診断による治療効果の評価,追加治療の必要性の判断,そして患者説明のためにきわめて重要である。

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