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特集 症例から学ぶ大腸ESD―失敗しないためのKnacks & Tips―
[各論 大腸ESDを安全確実に行う基本ストラテジー]
《Note》トラクション法のKnacks & Tips 糸付きクリップ(近位結腸)
Clip and thread
竹内 洋司
1,2
,
大久保 佑樹
1
,
七條 智聖
1
Yoji TAKEUCHI
1,2
,
Yuki OKUBO
1
,
Satoki SHICHIJO
1
1大阪国際がんセンター消化管内科
2大阪国際がんセンター家族性腫瘍診療科
キーワード:
大腸癌
,
大腸ポリープ
,
大腸ESD
Keyword:
大腸癌
,
大腸ポリープ
,
大腸ESD
pp.1647-1649
発行日 2022年10月25日
Published Date 2022/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000491
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はじめに
2012年に大腸のESDが保険収載され,10年が経過した。その間さまざまなデバイスによる工夫が報告され,当初より安全に短時間で実施されるようになってきた1)。トラクション法はそのなかでも欠かせない方法の一つとして定着したといっても過言ではない。さまざまなトラクション法が報告されているが,筆者らは糸付きクリップを用いたtraction assisted colorectal ESD(TAC-ESD)を発案し,その有用性について報告してきた2, 3)。トラクション法に用いる他のデバイスも既製品として市販されるようになってきたが,本稿ではTAC-ESDのコツを解説する。
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