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特集 大腸内視鏡のトラブルシューティング
[治療内視鏡のトラブルシューティング]
【Note】切除後標本で深部断端陽性 さてどうする?
What should we do when the pathological vertical margin was positive after endoscopic resection for an early cancer?
田中 寛人
1
,
栗林 志行
1
,
竹内 洋司
2
,
浦岡 俊夫
1
Hirohito Tanaka
1
,
Siko Kuribayashi
1
,
Yoji Takeuchi
2
,
Toshio Uraoka
1
1群馬大学大学院医学系研究科消化器・肝臓内科学
2群馬大学医学部附属病院光学医療診療部
キーワード:
cold polypectomy
,
内視鏡治療
,
深部断端陽性
Keyword:
cold polypectomy
,
内視鏡治療
,
深部断端陽性
pp.398-400
発行日 2024年3月25日
Published Date 2024/3/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001284
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はじめに
大腸ポリープに対する治療としてポリペクトミーやEMR,ESDが行われてきたが,近年,後出血や穿孔のリスクが低いcold polypectomy(CP)が広く普及してきている。いずれの治療法においても病理評価において垂直断端(VM)が陽性と診断される可能性があり,診療の現場ではその後の治療方針に苦慮することがある。現在のガイドラインで外科的追加切除を強く推奨されているのは,pT1大腸癌のVM陽性症例のみである1)。
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