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特集 消化器内視鏡寸言集2025
Ⅵ.胆膵
胆膵内視鏡処置は引き出しの多さが成否を決める
Have more tricks up your sleeve when performing biliopancreatic procedures
安田 健治朗
1
Kenjiro Yasuda
1
1京都第二赤十字病院消化器内科
pp.614-614
発行日 2025年4月25日
Published Date 2025/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000002042
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解説
胆膵内視鏡診療はERCP,endoscopic sphincterotomy(EST)から進展した経乳頭処置や,percutaneous transhepatic cholangiography(PTC),percutaneous transhepatic biliary drainage (PTBD)ルートを応用した経皮ルートによる処置,さらに近年のEUS,EUS-FNAから派生した経消化管処置などさまざまなルートの選択が可能となっている。それぞれのルートには内視鏡を用いる場合やX線透視や超音波断層像下に診断から処置に応用される場合など多岐にわたっている。異なった病態で異なったルートが選択され,それぞれに得意とする手技や処置具が開発されている。数えきれない手技や手段のなかで,今日応用されている胆膵疾患の診断法や処置をルート別に示す(表)。今や,胆膵内視鏡診療はX線検査や超音波断層検査と密に補完し合い,形成されている。
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