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特集 消化器内視鏡寸言集2025
Ⅵ.胆膵
胆管が透けて見えたら一人前
Try to see the bile duct “through the duodenal wall”
小嶋 啓之
1
,
田中 麗奈
1
,
糸井 隆夫
1
Hiroyuki Kojima
1
1東京医科大学臨床医学系消化器内科学分野
pp.612-613
発行日 2025年4月25日
Published Date 2025/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000002041
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解説
ERCPは,胆管や膵管の診断および治療に不可欠な手技である。この手技において最も重要なプロセスの一つが,胆管へのカニュレーションであり,その成功は治療の成果に直結する。カニュレーションを行う際,主乳頭からのアプローチが基本とされている。乳頭の形状を詳細に観察し,その特徴を把握することで胆管走行をイメージし,適切なアプローチ方法を決定することがきわめて重要である。本稿では,乳頭や口側隆起形態から胆管走行を予測し,カニュレーションをする際の胆管走行をどのようにイメージしているかを概説する。
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