Japanese
English
特集 大腸の炎症を内視鏡で診る
[Crohn病の内視鏡診療]
【Topics】RICを用いた内視鏡的拡張術
Endoscopic dilation using radial incision and cutting (RIC) method
諸井 林太郎
1
,
志賀 永嗣
1
,
角田 洋一
1
,
正宗 淳
1
Rintaro Moroi
1
,
Hisashi Shiga
1
,
Yoichi Kakuta
1
,
Atsushi Masamune
1
1東北大学病院消化器内科
キーワード:
Crohn病
,
消化管狭窄
,
内視鏡的拡張術
Keyword:
Crohn病
,
消化管狭窄
,
内視鏡的拡張術
pp.1539-1540
発行日 2024年11月25日
Published Date 2024/11/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001746
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はじめに
当科では炎症性腸疾患や大腸腫瘍手術に関連した下部消化管良性狭窄に対し,新しい内視鏡的拡張術としてRadial Incision and Cutting(RIC)法1)を用いた臨床研究を行っている。RICの最大の特徴はバルーン拡張術(endoscopic balloon dilation:EBD)抵抗性であるような強固な狭窄でも電気メスで切開することで拡張できる可能性を有しており,症例によってはEBDよりも大きい拡張径を得ることができる点であると考えている。われわれの施設では大腸内視鏡を用いたRICとバルーン式小腸内視鏡を用いたRICを行っているが,本稿では大腸内視鏡を用いたRICの概要について述べる。
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