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特集 大腸の炎症を内視鏡で診る
[潰瘍性大腸炎の内視鏡診療]
内視鏡による治療効果の判定と再燃予測
Endoscopic assessment of therapeutic effect and prediction of relapse
横山 薫
1
,
小林 清典
2
Kaoru Yokoyama
1
,
Kiyonori Kobayashi
2
1北里大学医学部消化器内科学
2松島病院大腸肛門病センター
キーワード:
潰瘍性大腸炎
,
大腸内視鏡
,
内視鏡治癒
Keyword:
潰瘍性大腸炎
,
大腸内視鏡
,
内視鏡治癒
pp.1515-1519
発行日 2024年11月25日
Published Date 2024/11/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001739
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はじめに
潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis:UC)の診断や治療方針の決定に大腸内視鏡検査(colonoscopy:CS)がゴールド・スタンダードになって久しい。臨床医は治療方針を決定する際に臨床症状や血液検査所見のみならず,CS所見も考慮している場合がほとんどである。さらに治療開始後の治療効果の判定にもこれまでは血便や下痢などの臨床症状の消失や改善があげられていたが,今では内視鏡所見の推移は必須となっており,UC診療におけるCS所見の重要性は増している。本稿ではUCのCS所見のスコアとCS所見による内科治療の効果判定,予後予測について述べる。
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